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設計図の一例(1)

これに近い図面が実際に存在します
図面の通り拾ってみました。
・照明器具<DL1> 3台
・VVF 2.0-2C ■m
・VVF 1.6-2C ■m
・VVF 1.6-3C ■m
・埋込型スイッチ3Wx1(プレート共) 2組
(付属品,支持材等は省略、盤は別項目で計上済)
いかがでしょうか。
先方様から
「なんでもいいから内訳書を出してね」と
指値ありきで
適当に拾い出しをする方、
入札などで「金額調整」担当の方は
ポチっとブラウザバック。
・・・
図面のままでは
スイッチが正常に動作しないでしょう。
この拾い出しで施工をするということは
配線をジョイントして器具の開口穴から
ポイッと天井内に放り込んでしまうと
いうことでしょうか。
よく宣伝している積算機能付のCADを使うと
上記のように計上するのでしょうか?
(どこかからお𠮟りを受けそうなので話題を戻します)

拡大してご覧ください
配線図(案)

弊社はこのように拾います
・照明器具<DL1> 3台
・VVF 2.0-2C(天井内) ■m
・VVF 1.6-2C(天井内) ■m
・VVF 1.6-3C(天井内) ■m
・VVF 1.6-3C(配管内) ■m
・PF-S16 ■m※
・ジョイントボックス 1個※
・アウトレットボックス(小判ヌリシロ共) 2組※
・埋込型スイッチ3Wx1(プレート共) 2組
(※)必要有無や仕様は共通仕様書・凡例による
下記の検討によっては材料や仕様も変わります
・回路の電圧や設置場所(接地線)
・分電盤の2次側結線費
・分電盤の配線立下げ方法
・天井下地の補強、仕上開口の施工区分
・壁の区画種別
どんな拾い出しでも内訳書にまとめると
それなりに見えてしまう
不思議です。
工事が始まるまで誰も気が付きません
積算者はその後の検証もしません
「なんで予算オーバーするのだろう」
きょうもどこかの現場から
そのような声が聞こえてきそうです。
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